スシスワップもPolygon(ポリゴン)対応!概要とやさしい使い方ガイド
イーサリアムエコシステムの主要なDEX(分散型取引所)の一つであるスシスワップ(SushiSwap)がポリゴン(Polygon)に登場しました。ここ数か月でAave、InstaDappなどDeFi(分散型金融)でPolgon対応の流れがありました。また、この発表にあせて共同で流動性マイニングプログラムも行われています。
SushiSwapは8ヶ月という短い期間で50億ドル(約5460億円)のTVL(Total Value Locked:預かり資産)にまで成長した人気のDeFiプロダクトで、Polygonと同じようにマルチチェーンのビジョンをもって開発に取り組んでいます。
DeFiへのアクセスを拡大
SushiSwapは、「Onsen」のような革新的なプログラムでアクセスを改善し、新しいプロジェクトの立ち上げを支援してきました。Kashi lending、BentoBox vault、MISO launchpadなどの機能やマルチチェーンのビジョンを持ったSushiのPolygon対応によりDeFiのユーザ体験が大きく改善されることが期待されます。
PolygonはUXに重点を置いて、分散型の世界へのアクセスをシンプルにすることを目指しており、イーサリアムからPolygonへのスムーズな移行、Fast Exitsやデポジットのサポート、モバイルアプリ、ユーザーフレンドリーなSDKを組み合わせることで、EMV対応チェーンの中でもトップクラスに快適なユーザー体験実現しています。
流動性マイニングプログラム
今回の発表に伴い、PolygonチームはSushiと共同で5月7日から3,000万ドル(約32億円)の流動性マイニングプログラムを開始します。最初にインセンティブが与えられるプールは以下の通りです。
- ETH-MATIC
- ETH-WBTC
- ETH-USDC
- ETH-USDT
- ETH-DAI
- ETH-AAVE
Sushi.comのCTO(最高技術責任者)であるジョセフ・デロング(Joseph Delong)氏は「PolygonはイーサリアムのL2として急速に普及しており、Polygonが提供する取引体験の人気の高さに注目しており、Sushiもその体験をコミュニティに提供したいと考えています。PolygonにはSushiが唯一のマルチチェーンAMMになるための機能を高めてくれることに期待しています。」 とコメントしています、
またPolygonのサンディープ・ネイルワル(Sandeep Nailwal)氏は、「Sushiは流動性やファーミングに革命を起こしましたが、SushiSwapが起こすイノベーションがPolygonでも展開されることを非常に喜ばしく思います。Polygonコミュニティは、SushiSwapの取引、貸し出し、手数料がほぼゼロで優れたユーザーエクスペリエンスを提供できると信じています」と語っています。
Polygonの発表では、「SushiSwapのマルチチェーンのビジョンは、Polygonのアプリケーション特化型ブロックチェーンのビジョンと密接に関係しています。SushiSwapとPolygonが密に協力することで主流のブロックチェーン採用をサポートするためのより良いインフラを構築し、誰もがDeFiにアクセスできるようになると信じています」と締めくくられています。
使い方ガイド
プログラムへの参加は非常に簡単です。サイト上でネットワークを切り替えることができ、メタマスクを利用していれば設定も自動で行われます。
パート① ウォレットの設定
- ステップ1: [app.sushi.com]
にアクセスします。 - ステップ2: ウォレットを接続します
- ステップ3:右上の「Ethereum」と書かれたボタンをクリックします
- ステップ4:利用したいネットワークを選択
- ステップ5: ウォレットで切り替えを承認して完了です
- ステップ1:「https://wallet.matic.network/bridge」 にアクセスします。
- ステップ2:現在Ethereumネットワークに切り替えられているウォレットを接続します
- ステップ3:ウォレットで接続を承認します
- ステップ4:Polygon(Matic)にブリッジするERC-20トークンを選択します
- ステップ5:ブリッジしたい金額を入力するか、MAXをクリックします
- ステップ6: Transferをクリックして、短い免責事項と関連するブリッジ料金の確認を読みます
パート2 Maticへのブリッジ
これらの手順を踏むと以下のような画面が見えるはずです。
しばらく間をおいてトランスファーが完了したら、このステップは完了です。
ここまで終わったら app.sushi.comにアクセスしてSushiを使い始められます。それぞれの機能の使い方は下記の参照リンクを参考にしてください。またPolygonで使うときは画面右上のネットワーク選択ボタンがPolygonになっていることを確認しましょう。
また、ユーザーの方が作った日本語の解説動画もあるので、気になる方は確認してみると良いでしょう。
Polygonを使えばガス代を抑えながらイーサリアムのDeFiプロダクトを試すことができ、少額で試してみたい人にもおすすめなので試してみてください。
参考
・Do You Believe In Matic? How to Use Sushi on Polygon With The Matic Bridge
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・Polygon(旧Matic)がエンタープライズ領域にも注力、Infosys社とM-setuで協業
https://bit.ly/3hAfaeL
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