Coinbase:暗号資産データ分析プラットフォーム「skew」を買収


米国の大手暗号資産取引所「Coinbase(コインベース)」は2021年4月30日に、仮想通貨・ブロックチェーンデータ分析プラットフォームである「skew(スキュー)」を買収したことを発表しました。同社は今回の買収によって、機関投資家やトレーダーに実用的なリアルタイムの市場データを提供できるようになると説明しています。

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機関・トレーダーに「実用的な市場データ」を提供

Coinbase(コインベース)は2021年4月30日に、暗号資産スポット・デリバティブ取引に関する分析データを提供しているブロックチェーンデータ分析プラットフォーム「skew(スキュー)」を買収したことを発表しました。

skew(スキュー)は2018年にイギリス・ロンドンで設立されたブロックチェーンデータ分析プラットフォームであり、仮想通貨取引に役立つ視覚的にまとめられた様々なデータを100以上の機関向けに提供しています。

コインベースは『今回の買収によってCoinbaseは機関やトレーダーにリアルタイムの実用的な市場データを提供できるようになる』と述べており、『skewのデータ分析プラットフォームをCoinbase Primeと統合して、ユーザーが仮想通貨のスポット/デリバティブ市場をリアルタイムで追跡できるようにする』と説明しています。

Coinbaseの機関投資家向け製品担当副社長であるGreg Tusar(グレッグ・トゥーサー)氏は、今回の買収について次のように説明しています。

機関向けの主要な仮想通貨データ分析プラットフォームである「skew」の買収を発表できることを嬉しく思います。Coinbaseは今回の買収を通じて『成長を続ける機関投資家市場にサービスを提供する』という当社の取り組みを強化します。

私たちは『暗号資産投資を評価している機関にとって”高品質なデータへのアクセス”が不可欠であること』を理解しているため、skewのデータ分析プラットフォームを「Coinbase Prime」と統合して、お客さまが仮想通貨のスポット市場とデリバティブ市場をリアルタイムで追跡できるようにすることを非常に嬉しく思っています。

skewを使用して市場をリードするプライムブローカレッジ内で、非常に実用的な形で提示される動的で集約された市場データをプロトレーダーの皆様に提供します。

なお、今回の買収は2021年第2四半期に完了する予定だとされており、買収後も「skew」は既存のユーザーに対してサービスを提供し続けると報告されています。

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